ディスカッションまとめ9/28〜10/2「万博の跡地」

今週は「万博の跡地」についてディスカッションを行いました。

Q .図3を見てみましょう。「耐震性」は確保されていますが、「耐火性」「防腐処理」は十分ではありません。法律上では「仮設建築物」というあつかいです。では、なぜはじめから全部残す前提でつくられなかったと思いますか。意見を出し合いましょう。

リーダーの意見

万博について、大屋根リングを一部残すことが決まりましたが、耐火性、防腐処理まではしていなかったため、長期保存のために追加で建築強化されることが決まりました。

もともとはさら地にして大阪市へ返却する予定だったため、最低限の仮建築物としての扱いだったわけですが、最近は『残すならなぜ最初からそれに合わせた対策をしておかなかったのか?計画不十分ではないか?』との声があるそうです。

そこで、万博開幕前の国民の関心、開幕後の関心、閉幕間近の関心を比較していきました。

開幕前は『税金の無駄遣い』『赤字になったら知事は責任とって辞職しますよね?』など批判ばかりでしたが、万博が開幕後は、日本だけでなく世界各国多くの人が訪れ、大成功の万博となりました。
まさか早い段階で黒字になり大屋根リングを残そうという話になるとはだれも思わなかったことでしょう。

もちろん、知事は万博が成功するよう、批判を受けながらも前向きに計画を進めていたはずなので、そう考えた時に、まだ見えない未来を潰す(壊す前提の大屋根リングに予算をかけるのではなく)より、みんなで万博を盛り上げることで、より効率的で結果予算を抑えられたのではないか?

とディスカッションでは結論がでました。

学校や習い事でも、だれかが発言、意見を出した時に批判から入るのではなく、認めながらも慎重に意見をすることで、自分にとっても周りにとっても悔いのない道がひらけるのではないかと伝えています。

ちなみに万博跡地はどうなるか?というと、大阪メトロが55階建275mの夢洲タワーを建てる計画をし、MGM大阪IRは5年後の秋開業に向けて隣接地で1兆5000億の日米企業の民間投資で突貫工事中とのことで、インバウンドで収益が上がる観光地に生まれ変わるよう企画されているようです。

 

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