ディスカッションまとめ11/13〜11/16「R.project②」

「R.project②」ディスカッション用テキスト

先週に引き続き、「R.project」について。今回は高尾山合宿の宿泊施設「タカオネ」についてさらに掘り下げて紹介し、ディスカッションを行いました。

<補足情報>
・今週は補足情報なし

Q1.高尾山は、1200年以上も前から親しまれています。そこで「タカオネ」を作る時に、一番大切にした考えがあります。それはどんな考えでしょうか。みんなで意見をだしあいましょう。

<月1クラスの意見>
・自然を残す。
・コミュニケーションを生み出す。
・友達を増やせるところにしてほしい。
・今までできなかった事(星を見たり、日の出を見たり)をタカオネでやってほしい。
・体験できるものを見出す。
・高尾山とタカオネの良さを発信していきたい。
・登山者をもっと増やしたい。
・帰る時に「楽しかったね」とお客さんに言わせること。

<月2クラスの意見>
・自然を壊さないようにした。
・テレビやアレクサなどの機械に頼らずに人間だからこそできるものを大切にしている。
・高尾山の雰囲気を壊さないように。
・元々の地域を壊さないように。
・建物にも木を使って、自然らしさを大切に。
・外国人と日本人の差を作らずに、世界中の人に親しまれる建物。

<火1クラスの意見>
・人の笑顔を大切にした。
・みんなを楽しい気持ちにさせること。
・人と人のコミュニケーションをとれること。
・「みどり」を大切に、自然を大切に。

<火2クラスの意見>
・環境を壊さないこと。
・自然。(自然っぽく(木を使ったりした)演出の建物だから)
・観光客を楽しませること。
・夜空が見える工夫。
・都会では見られない、自然のある夜の風景を味わえること。
・清潔さを大切にして、地方や外国・都会の人がまた来たくなるようにすること。(コロナが怖い人でも(清潔な)ここなら勇気を持って来てもらえる)
・お客様の気持ちを大切にすること。(薪をあげたり、テーブルを壁にかけてキャンプ気分にさせてくれたりしているから)

<水1クラスの意見>
・自然を汚さない、大切にする。
・泊まる人たちのコミュニケーション。
・景色や風景。
・「来てよかった」と思ってもらうこと。
・薪とかをあげる。

<水2クラスの意見>
・自然を壊さないこと、自然を生かすこと。
・朝と夜の景色。
・ノリ。
・コミュニケーションや人との会話を生み出す場を作りたい。
・今まで近くに宿泊施設がなく、日帰りだったから宿泊することで今まで出来ないことを出来るように。
・楽しみ方作りを仲間としてほしい。
・みんなが楽しめるように。

<木1クラスの意見>
・日帰りでは出来なかったことを出来るようにすること。
・泊まりに来ている人のコミュニケーションを大切にすること。
・笑顔と自然。
・仲良く過ごしてもらうこと。
・普通の山小屋よりも綺麗で快適に過ごせるように目指した。

<木2クラスの意見>
・コミュニケーション。
・楽しみ方作りを泊まった人にしてほしい。
・夜景や星、日の出を山頂から見てもらいたい。
・泊まる人が自由に過ごせるように、居心地良く。
・楽しんでもらいたい。

★リーダーの意見

まず、今回の問いの答えとして、R.projectとともにプロジェクトをすすめた、「タカオネ」の総合企画管理/演出を手掛ける「株式会社アワーカンパニー」のWEBサイトには以下記載があります。

高尾山の価値をリノベーションする際に最も重要視したのが「高尾への作法」でした。
高尾山に息吹く自然に敬意を表し、地元生活者との共生を重んじ、都市との接点となる価値を尊び、これを作法と捉え、高尾山の文化を愉しむことをポリシーとしました。
その上で、高尾山に訪れた人の「高尾山への価値観」を変えるきっかけになること、そして「高尾体験をきっかけに訪れた人の人生の価値観」が変わるきっかけになることを目指しました。

(株式会社アワーカンパニー WEBサイトより一部抜粋)

SDGsや地方創生などきれいな表現が流行りながらも、実際には環境を考えずに利益重視でキャンプや合宿施設を運営している会社も少なくありません。
そういった中で、自然への敬意、地元生活者との共生を重んじ、都市との接点を持つことを大切にし、それを実践できている「R.project」は素晴らしいと思います。
日本企業でも、ビジョンはありながらも達成できているところは10%程度と言われています。
これからの未来は、技術だけを進化させることだけに全力を注ぐだけではダメですし、かといって昔のものに固執することも良いとは思いません。
『タカオネ』は、自然や環境、人の魅力を改めて考えさせてくれる空間でありながら、最先端の技術を取り入れて、『昔ながら』と『これからの可能性』を融合させた施設だと思います。
今回のディスカッションを通して、『良いものを創る!』『起業する!』といつか思う時が来た時に、その周りにも気配りし、面識のない人からも親しまれ喜ばれる価値を大切にして創らなければいけないということを一緒に考えてもらっています。